現在のリフォーム産業におきまして、戸建て住宅の外壁リフォームを主とする施工店は全国で3万店以上と言われております。
しかしその大半の施工店が総合リフォーム店やハウスメーカーなどに仕事を回されている、いわゆる“下請け業者“と呼ばれる施工店なのです。

施工店が直接お客様と契約を締結し施工を行うのではなく、一般的なリフォーム店などの営業スタッフがお客様と契約を結び、施工は下請けに発注する形態の事を指します。

このスタイルはリフォーム産業のみならず建設業界全体に今もなお強く根付いている依存体質と言えるでしょう。 しかしこの依存体質は特に住宅リフォーム業界においては決して喜ばしいことでは御座いません。この依存体質により下請け施工店の多くは大変苦しい状況の中にいます。我々は営業マンを抱え契約のみを取り、施工を下請け業者に発注する会社を“営業会社“と呼びます。

この営業会社が下請けに仕事を発注する時に、お客様契約金額のおよそ3割～5割、ひどい場合で7割近くの金額を差し引いていきます。営業会社も多くの営業マンを抱え、莫大な宣伝費を投入していますので致し方ない事だと言うのも無理はないのかもしれません。

しかし仮にお客様は100万円の工事契約を締結したとして、実際の下請け請負金額は30万～60万程度が多いのが現実です。100万円の工事を契約したはずなのに、現実的にはその半額以下金額で下請け発注されるため、それ相応の施工しか行われていない場合が多いのがこの業界の問題です。当然下請け施工店も営業会社からの発注金額内から従業員のお給料を支払い最低限の利益も上げなければなりません。

しかし利益どころか十分な施工を行うだけの予算すらない状況が大変多く存在します。

それでも少しでも利益を出さなければいけないと各施工店は努力します。ここで“手抜き工事“が発生するのです。工程を省いたり施工店は何とか利益を上げようとします。価格競争に巻き込まれ必死に生き残ろうとしますがそれでも赤字で倒産していく施工店がいます。

またそれがここ最近で急激に増えています。

しっかりと施工したくても予算がない・・・そんな実情が建設業界全体に広く蔓延しているのが現実です。

私ども株式会社エスユープレイスは設立してまだ間もないですが、完全自社施工を信念とし、ご契約から施工・アフターサービスまで一貫して行う責任体制を今後も貫き通します。

「エスユープレイスにお願いして良かった・・・」そう言われるために邁進し、またそう言われ続けるために邁進して参ります。

株式会社エスユープレイス
代表取締役　佐久間太貴